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「けん」+「まゆ」= * * 執筆中 * *

 ♀1 
 ♀2 

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ヒロイン

 今日の主人公はである。

 風前の灯、ホームレス前夜といったわが家であるが・・
 狆たちの食料が切れたので、「しょう」とともに夕方、肉を買いに行った。
 すっかり陽も短くなって、また来る夏が待ち遠しいが・・
 こうして歳を取っていくのである。

 裏道伝いに歩いてゆくと、いつもの歩行者用押しボタン式信号のある国道一号、東海道に出る。
 そこにあるのは例の桜の木(北向き)であるが・・
 なんと、花が増えている!

 秋に咲いても満開になったりするわけではない、普通は・・
 精々二分三分、ちらほらと咲くぐらいであるが・・
 今日見たところでは、五分六分、見ようによっては七分八分・・

 うむ・・・
 それよりも驚いたのは、歩行者、歩道を走る自転車の者たちも、誰も話題にしていないのだ。
 気にして見ていく者さえいない・・。

 ・・・・・・・・
 長生きはしたくないものだ。

 花鳥風月もへったくれもない。
 宇宙生物のような外来種の朝顔を育てる社会だから、まあこんなものだろう。

 外では、人に道を譲らず。
 内では、子殺し親殺しに励む。

 世界の劣等国を目指せばよろしい。 




  
 

「べろ」



 「べろ」、一歳四ヵ月半・・六人兄妹、「はな」母と同胎である。
 全てに於いて対照的なふたり。
 一番大きかった「はな」、一番小さかった「べろ」。
 大人びていた「はな」、幼稚な「べろ」。
 それもこれも皆「はな」が「べろ」の分の食べ物を横取りしていたからに違いない。


  



 「べろ」は今でも幼稚で、およそ一年前にわが家に来たときと変わらない。
 最近は吾輩の帰宅時に、わが家生まれ一番大きな「しょう」とともに『きゅんきゅんきゅるきゅる』合唱するので五月蠅いことこの上ない。
 男は黙って何とやらである。
 料理中には「のう゛ぉ」も加わって合唱するので辟易である。

 でも、男には好かれない故、女には大好評の「べろ」である。
 可愛い、甘えん坊、舐め好き・・と三拍子揃っているので女性好みの狆である。
 おまけに舌もちょろっと覗いているときが多く、これまた好評である。

 この「べろ」、なかなかの早撃ちマックで、わが家にマーキングをひろめた張本人である。
 この冬、年の変わり目辺りに父になる、予定である。

 という訳で、「べろ」は譲るわけにはいかぬが、「しょう」とその父・元祖狆「のう゛ぉ」はお安くお譲りしたい。
 ふたりとも大きめ5㎏台なので賢く、人の言葉を理解する。

 「しょう」は慎重派、トイレはほぼ完璧、異常があると鳴くので番犬にも、人見知り犬見知り、多頭飼いではボス願望強く、唸るのが得意、感激屋さん。

 「のう゛ぉ」は能天気、トイレは完璧、ほとんど鳴かず、人好き犬好き、大きな犬も恐れず、三歳までは怒ることを知らず、赤ちゃんと遊ぶのが大得意、感激屋さん。


 さて、「べろ」と「しょう」が帰宅時に『きゅんきゅんきゅるきゅる」と迎えるといったが、これは特に留守中にケージなどに閉じ込めて置いた場合である。
 また一般の家ならば、こんな出迎えはとても嬉しいかも知れぬが、わが家は古い集合住宅、早い話が隣の声が良く聞こえる木賃アパートなので、声を出すのはご法度なのである。
 狆でなければとっくに追い出されているわが家であった。 

かわいてる?



 「まゆ」母の育児放棄・・、自分の子の面倒は見ないで、先に生まれて3ヶ月を過ぎた三兄妹にお乳を上げたりしていたのだが・・。
 まあ、自分の子も20日は過ぎていたので、子離れといえばいえなくも無い。

 「はな」母は結構ウェットで、いまだに子供がトイレシーツにした小便を舐めてあげてたりする。
 普段、一緒に遊んでいるときは泣かしているのに、子供をバッグ散歩に連れて行って帰って来たときには、子供の顔を見るまで心配そうな顔をしている。

 その点「まゆ」母はドライということだろうか・・。
 そういえば、今日で丁度生後一ヶ月である。
 5匹と多いこともあり、母がドライということもあり、成育は普通のようだ。
 或いは少し小さいだろうか。
 「はな」一家とは対照的である。

 「はな」の子供たちは、3ヶ月と10日であるが、大体2.5~2.9㎏である。
 「まゆ」の子供たちは、600g前後というところであろうか・・。
 飼い主も結構ドライになっているかも知れぬ・・・。

 上の子は、五人兄妹の末っ子♀というところだろうか。
 ただひとり天星が綺麗な子であるが、他の子が皆鼻を黒くして来ているのにピンクのままである。

 もうひとりの♀は、天星がなく、呼ぶときは「はげちゃん」と言っている。

 ♂のさんにんは、似たり寄ったりで区別が付けにくい。
 天星は左右の黒地と一体化しているので、今のところ額の白い部分がハート形になっている。

       


 ・・・・だが、最近「まゆ」母は、またお乳を上げるようになって来た。

 ただし、彼女の名誉のために言っておくが、夜中に吾輩が寝ている間のことは知らぬ。
 少なくとも、「まゆ」赤子たちが、げっそり痩せていたり病気になったりはしていない。
 

 

 わが家の長老・祖父さま「のう゛ぉ」、もうすぐ4歳である。


 そして再び、東海道の桜である。

 『南米か?!』

 人のレベルは、そんなものになってしまった日本であるから、これで良いのかも知れぬ。

 

中身が大切

 「まゆ」母は、ちょっとばかし育児放棄気味なので、忙しいときは「ゆき(白雪):3ヶ月」に子守をしてもらうことがある。


 この「ゆき」、顔は片奴だし、鼻の下の模様が今のところ中途半端で(育っていく中で変化する)お世辞にも美人とは言えぬが、まだ赤子のうちから大人狆の耳の中を一生懸命舐めてあげるなど、なかなかの世話好きと見える。
 赤子にもとても興味を示していて、隙を見ては赤子部屋に飛び込んで行って上手に接していた。

 この日は、「はな」母も投入して、さらなる効果を狙ったが・・・


 おっぱいがしぼむとともに母性も消えてしまったか、「まゆ」の出産の時には、羊膜を噛み切ろうとしたり、実の母親を押しのけて赤子たちの世話をしようとしていた「はな」であったが、赤子の世話よりも餌のおこぼれを探す方が忙しい「はな」であった。  

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