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賢い!!「さぁた」
2009.04.26 |Category …子供
「さぁた」、2008年9月12日生まれ、1.75kg
二度程小さな庭に短時間出たことはあるけれど、表の世界はほとんど知らない「さぁた」。
狆としては、毛も短く、三兄弟の中では一番飾り毛が長いのではあるが、前述の「ゆみ・まみ」の同じ時期に比べたら、短毛といえる位の長さである。
顔も鼻ぺちゃではなく、これも三兄弟の中では一番口吻が長く、メキシコ国犬のチワワ位あるのではないだろうか。
そう、わが家で一番大きな「しょう」とスマートで筋肉質で中位の大きさの「さぁこ」から生まれた「さぁた」は、小さくて(今のところ)スマートな狆なのだ。
今日は、おじさんの気まぐれでリードを付けられ初めての散歩である。
雄三通りの狭い歩道に下ろされた「さぁた」、一寸戸惑いながらも後ろからスタスタ付いて来る。
『なかなか上手じゃないか・・』とおじさんは思った。
時折通り過ぎていく車にびくっとするものの、嫌がるそぶりは無い。
ところがその内に喋りだした。
「クルクルキュルキュルキャンキャン・・」
不安なのか、ずっと喋りながら歩いている。
抱き上げてやると黙るが、下ろすと喋る。でもちゃんと歩く。
海へ出ると、風が強く波頭が白い。
早々に公園に入る。
階段の昇り降りもまったく問題ない。
他所の犬にも怖がることなく近付いて行く。
「さぁた」、ここ迄は上出来である。
さぁ、公園内の小山の斜面に板で造られた、崩れ防止の階段状の地形に来たときである。
おじさん、容赦なくさっさと登ってしまった。
迷わず後に続いた「さぁた」、中程の、立ち上がって顎ほどの高さのところで立ち止まったものの瞬時に低いところを見付け、上がって来た。
『う~む』
おじさんも「さぁた」の能力に気付いて来た。
次は東屋が乗った小山である。
周りは階段と車椅子でも登れそうな緩やかなスロープと幅広い滑り台のようなコンクリートのスロープである。
そこをおじさんビーチサンダルの砂を蹴落とすと登って行く。
さて、この後の「さぁた」の行動に驚かされた。
続いて来た「さぁた」、何の苦もなく登ってしまうと思った瞬間、向きを変えて降りてしまった。
『さぁた、おいで』と呼ぶ声に反応して登ろうとするが、直ぐに止めてしまう。
想い帰して見ると、車道に松ボックリを見に降りたときなど、おじさんの言葉に瞬時に正しく反応する「さぁた」であった。
わが家は、躾をしたのは「のう゛ぉ」「あい」迄で、その他の狆にはしていない。
そんな中でもお父さんの「しょう」は言葉が良くわかる。
流石は血である。
一寸迷っていた「さぁた」は、上ではなく横へ行こうとする。
『所詮は子犬か・・』
厭きて他のことに気が行ったと思った。
だが・・
両脇の元は花壇だった階段状の部分を利用して登って来た。
「さぁた」はスロープの最後の部分が登れなかったのだった。
おじさんは「さぁた」をただの五月蠅いだけのチワワ狆(純粋な狆です)だと思っていたが・・
見直した!
わが家で一番賢いスマート狆だ!!
大した奴だ!
これが月齢7ヶ月と1週間で初めて散歩した「さぁた」の話である。
おじさんは、「さぁた」達三兄弟を始め、ほとんどの狆を無料で譲ろうとしていたが、一寸考え直してみることにする。
永年一緒に暮らして、本当に良いと思える狆・・って一体どんな狆なのであろうか?
皆さんもご一緒に考えていただきたい。
大事なのは、外見だけではないのです。
家の中だけでは判らないこともあります。
追記
「しょう」は、散歩中に大小とも排便することは滅多にありません。
息子「さぁた」も同じでした。